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音色が愛しむ贄娘
網戸スズ

あるところに、目が見えない王子さまと、耳が聞こえない王子さまがいました。
それぞれの父親である王さまたちは、星に願いをこめ……そして、悲しい奇跡が起こりました。

森で独り暮らすエラは、「暗闇」と「無音」という試練を与えられながらもほがらかに暮らす16歳の少女。
そんなエラの前に現れたのは、“ある人”を捜して森を彷徨っていた王太子・エーデルシュタイン。
この国に“一人しかいない”はずの蒼玉の瞳を持つ二人が出会った時、運命の歯車が回り出す――。

視覚と聴覚を「奪われた」少女と、少女の笑顔を守ると誓った二人の王子。
交錯してはならない運命の三人が織りなすロマンスファンタジー。

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